2008-04-22(Tue) 23:42:11
久しぶりに映画館で観た1本。
『かもめ食堂』を撮った、荻上直子監督の作品です。
私はひとり旅も好きだし、何もないところをぶらぶらするのも好きな方。 そしてストーリー性のない映画もけっこう受け入れる方だと思う。 なのに感じるこの違和感。なのに、じゃなくて、だから、なのかな。 「この映画は好き・嫌い分かれそう」なんて書いてる人のコメントを見たが、 分かれるどころか、 嫌いじゃないけど好きじゃない。 でも、その理由をうまく言えない、という非常に曖昧な意見になりそう。 というわけで、Yahoo!映画のレビュー(全部で360件のレビューが載っている)を 150件くらい読んでみた。 読んでみたら、どちらかというと否定的なコメントに共感を覚えてしまった。 <ゆる〜い>ってコメントがたくさんあって、これは確かに否定の余地はない。 あとは<心地いい>も多かった。 でも<癒されました!>ってコメントには首をひねる。 ただ、<あくびがたくさん出たけど退屈というわけじゃない>には同感。 そして <極一部の人しか受け入れようとしない閉鎖的な映画だ。 民宿の主人は言う。「あなたは、ここにいる才能がありますよ」と。 この言葉を裏返せば、才能が無い人間は受け入れられませんよ という意味にも取れる。小林聡美の明るい「いらっしゃい」の声が、 あらゆる人を歓迎している『かもめ食堂』とはあまりにも違う。 これにはなるほど、と思った。私の違和感はここにあるのかも。 それから演出・脚本すべてが<あざとすぎる>というもの。これも少し分かる。 とはいえ、<マヌケ的な製作・監督さん マジ、腹立ちました!!!> とまで言うつもりもない。 <ハイジさん>のコメントは、まず観終わった時の感想が <何、これ…?> 続いて、 <つまらない映画を鑑賞すると、少し損をした気分になるものですが、 そういう不快感も全くないので、くだらない映画ではなかったという事 になるのでしょう。> この「理解できなかったけど、ひどい映画じゃないとは思う」というような 一歩離れた感じの意見は近い気がする。 撮影は与論島のようで、春の海って好きなので、 春の島、行きたいなとは思った。 市川実日子は相変わらずかわいかった。 小林聡美はめがねが似合わないんじゃないかと思った。かもめの方が数倍ステキ。 最近の薬師丸ひろ子っていいな、と思った。 …ってホントどうでもいい感想だな。 エンドクレジットに、<珍しいキノコ舞踊団>が出てきた。 一度踊りを見にいったことがあるけど、あの不思議な感じ、私は好きです。 メルシー体操の振り付けをしたんだと思うけど、 あの体操、ひと気のない春の海辺でやるにはいいかもしれない。 セリフも少なく、キャラクターの背景に謎が多く(最後まで明かされない) 観客にゆだねられている部分が非常に大きい映画。 (ある人はそのゆだね部分にあざとさが出すぎていて、逆におしつけがましいと書いていたが…) 観る人の住んでる場所、仕事、そのときの気持ち、とかいろんなものに 作用されそうな気がする。 というわけで、今の私が星つけるなら、5つのうち、★3つ。 |






